ダンサーの撮影



LAではほぼ毎週ダンスに関係するイベントがあり撮影の仕事も多くありますが、殆どのケースで ダンスの振り付けやシークエンスを全く知らないまま本番を切り取るように撮影することが多いです。
リハーサルだけでも見学できれば、かなりイメージができて撮影もしやすいのですが、その時間、僕は別の撮影の担当があったりして本番のみ撮影ということが多かったです。
またポスターなどの撮影と違い、ポーズをとってもらって撮影する訳ではないので、もう少し右によって欲しいとか、ジャンプと照明の位置が上手く合わないなど、僕達が調整できない要素が多いので出来るだけ素早く会場のライティングを読むようにしています。  スピードライトの使用が許可されている場合は それが唯一のコントロールできるライトですがメインで使えば劇場の雰囲気が残せないのでバックのスポットライト等を確認してそれに合わせてスピードライトをフィルライトになる弱さに固定し、あとはISOやSSで明るさを決めます。 問題はそれで動きが止められるかどうか?ですが、僕は通常、動きが止められるギリギリのスピードが出せればそれで撮影します。 
というのも僕なりの理由があります。
ダンサーの方が全身を伸ばし切られた時や、フリーズの時、ジャンプなら最も高い位置の時
これらがシャッターチャンスなので全て動きが一瞬止まるので問題が無いのです。
下に掲載している写真もそうですが、殆どがフリーズできていますが、微妙に動いている指先だけはブレていたりするので
動きやダイナミックさも表現できますし、中には少し全体がぶれて綺麗な動きの表現が出ることもあります。

しかしクライアントが新聞社さんなどの場合は
それでは使えるショットがゼロという事態もあり怖い場合は
もう1台のカメラの設定を新聞用の設定にします。(こちらでOKショットを確保します。)

新聞などの取材で撮る場合は ここまでに書いた全ては行わず、ISOを最大にしてストロボも少し強くして撮影します。 これで少しでも絞りを絞って撮影できます。 
更に安全を求める場合はSSを1/125~1/250(シンクロ限界)にします。 そうする理由ですが、求められている絵が違うからです。 新聞のエディターさんは背景までくっきりとした絵を求められます。
つまりボケていたり、フォーカスが抜けているとNGになるのでブレも防止すべきなのでSSは速くします。 また背景まで被写界深度を稼ぐ為、絞りもできる限り絞ります。 その為にはノイズがのる事はOKなのでISOを上げて実現するのです。 レンズも望遠よりも広角で、動員されている観客数や劇場の規模まで分かるような全体を含む写真が喜ばれるので多少のノイズがのってもいいのでワイドでシャープな絵を残すようにします。
多くの場合、採用されるのは全てを語る1枚の写真です。
ここに掲載しているようなショットはボツになることが多いです。
これが新聞用と僕が呼んでいる設定です。
室内でスポーツイベント等を撮る時も安全な設定です。 決していい写真は撮れませんが、使える写真が確実に残せますので、確実に押える必要があるときはこちらがお勧めです。
ただし、絵の見た目は何処で撮影しても ”THEフラッシュ写真” みたいになるので必要に応じて使い分けます。

つまりヒーローイメージと新聞用は相反する設定といえます。

この掲載画像は、ダンサーに照準を絞って撮影しています。

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